テレビを観ていて思う事
90歳の母と二人でよくテレビを観る。
健康バラエティー番組を観て納豆を食べたり、生姜の酢漬けを作ったり
何に効くのか忘れたがとりあえずシナモンをふりかける小市民だ。
もちろん健康ご長寿体操なんかもテレビの先生にならってやってみる。
あのきんさんぎんさんのぎんさんの娘さん達が出るテレビは必ず観るし
健康ご長寿村の人々は何をして何を食べているのかと興味津々で観てしまう。
しかし、冷静になって考えてみれば誰に何が良いと言われても好きじゃない物は
食べないし、運動も大変そうなのは絶対していない。
こんな事で健康長寿になれるのかと思いつつ、なんちゃって健康生活に取り組む
同士を見る。
母は90歳だ。自転車にも乗らないし、ヒップホップも踊らないけれど普通に
買い物に行ったり夕飯も作る。
人並みに時々膝や腰が痛くなっても『年を取ると色々と新しい芸を覚えちゃって。』と
笑っている。
別になんの努力をしなくても母は健康長寿だった。
母が若い頃、年寄りの作った物を貰うと自分も長生き出来るというので
80ぐらいのご婦人から針刺しか何かを頂いたそうだ。
そのご利益があったのか、生まれもってのDNAか、其の両方かで健康長寿になった。
自然体が一番というところだろう。