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天才児の育て方

一寸前に有名新興宗教の本部にテレビレポーターが直撃取材するのを観た。

高級ホテルのような立派なロビーにはキラキラ装飾風の印刷が施された封筒が

ラックに沢山入っていて、何なのか注目していると私の気持ちがレポーターに

通じたのか、幾つか手に取って見せてくれた。

一般的な家内安全、商売繁盛、恋愛成就祈願用のお布施を入れる封筒のようだったが、

花粉症予防や天才児育成祈願といった今風のお布施袋もあった。

特に花粉症予防祈願は近年人気でリピーターが多いと、団体の人は自慢していたが

それって効き目があまりないのか、一年限りの効き目なのか謎である。

天才児育成祈願なんてものがあるのはきっと随分沢山の親御さん達が我が子を

天才に育てたいと願っているのだろう。

近頃は分相応とかカエルの子はカエルという意識が欠落しているらしい。

将棋の天才少年が現れて、彼が小さい子供の時分に遊んでいたという北欧製の

パズル積み木が売れに売れているそうだ。

確かにこんな積み木が好きな子供は何時間でも組み替えながら楽しく遊ぶことだろう。

でも全然面白く思わない子供はかじったり、放り投げたりぐらいしかしない。

他所の子がああだからうちの子もと思うのは子供にとって悲劇である。

しかし、人類は日々進化を遂げているので親がマスターした事は子供のDNAに刻まれ

子供は親よりも楽にそのことをマスター出来るらしい。

普通に努力すれば、とりあえず親は超えられるようだ。

生まれた家によっては家業を受け継ぐ運命にある子供もある。

これはある種かわいそうにも思えるが、先祖代々の血と環境を受け継ぎその子が

生まれもっての才能を一番発揮出来る境遇にある気がする。

そんな大変は家に生まれつかなかった殆どの人は自由に平々凡々と生きられる一番幸せな人達なのかもしれない。