イースター

ぼんやりしているうちに今日はもうイースターだ。

日本でも最近はお祭りイベントとして流行っているそうだけれど聖書のお話ぐらい

子供達に教えて欲しい。

私の家は仏教徒だが、近所の幼稚園がキリスト教だったので私はそこの園児になり、

いろいろなキリスト教の話や祭事を教えられた。

中でもクリスマスとイースターはキリスト教徒にとっては最重要イベントだ。

話の内容もしっかり聞けばオカルト雑誌のムーに載っても良さそうなぐらい不思議な

話である。イースターは特に一旦十字架で処刑されたはずのイエスが蘇ったり、

待ち受けていた弟子がイエスには会えないものの代わりに待っていた天使から伝言を

告げられたりと、実に不思議で興味深い。

そしてイエスの復活を祝して復活の象徴である卵をイースターバニーと称するウサギが

いろいろな所に隠していったのを本日イースターサンデーの朝に子供達が探し集める

ゲームをするわけだが。。。

私が子供の頃はゆで卵にみんなで食用着色料で絵を描いたり色を塗って用意した。

まだ60年代の話だ。

それから10年ぐらいしてアメリカでのイースターを迎えたがその頃はすでに本物の

卵よりチョコレートの卵が幅をきかせていたような気がする。

それでもまだテレビではキリストの復活がテーマのドラマか映画を放映してその日が

どういう日なのかを世間に知らせていた。

今はまた別の国にいるのだが、ニュースのレポーターが小さな子供に

「イースターって何の日か知っている。」と、訪ねると

「チョコレートを死ぬほど食べる日だよ。」

そんな答えが返ってきていた。

ウサギに卵にそこから孵ったヒヨコまで商業という魔物によってチョコレートに変身

させられてしまったのである。

キリスト教のイベントをするならキリスト教徒になれとは言わないが、せめて一般教養としてどんな意味があるのか等知って欲しい。

折角イエスさまが人類の罪を全部引き受けて十字架にかかって下さって

みんなの心を奇麗にしてくださったんだからイースターを機会に心機一転、私も

復活しよう。そんな気分になってくる。

でも、あなたキリスト教徒じゃないじゃんって思われるかもしれないね。

神様はみんな友達だから〜教の奴は助けてやらないとかセコい事は言わないのだ。

神は愛なり。

人は神の子。

神の子は神。

人も神なり。